JEPIは日本で買える?毎月分配ETFの買い方と代わりの投資信託【2026年】
毎月分配金がもらえて、分配利回りは約7%。米国で大人気のカバードコールETF「JEPI(JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETF)」を日本で買いたい、と考える方が増えています。
先に結論をお伝えすると、JEPIそのものは日本の証券会社では購入できません。ただし2026年からJEPIに実質的に投資できる投資信託が登場し、日本円で毎月分配を受け取れるようになりました。この記事で買い方から注意点まで整理します。
結論:JEPIは直接買えないが、投資信託で投資できる
JEPI本体:日本の証券会社では取扱なし(購入不可)
代わりの選択肢:
①楽天・JEPI(楽天・米国大型株式・プレミアム・インカム・ファンド、毎月決算型)
②米国株カバードコール戦略ファンド(SBI岡三アセットマネジメント)
SCHDが日本で買えないのと同じ理由で、JEPIも国内販売に必要な届出が行われていません。ただ、SCHDのときと同じように「中身はJEPI」の投資信託が登場しているのが2026年の状況です。
そもそもJEPIとはどんなETF?
JEPIはJPモルガンが運用する米国ETFで、アクティブ株式ETFとして世界最大級の規模を誇ります。特徴はなんといっても毎月分配と約7%前後の分配利回りです。

カバードコール戦略をやさしく説明すると
JEPIは米国の大型株を保有しながら、「株価が大きく上がったときの利益の一部」をあらかじめ売って、その対価(プレミアム)を受け取る戦略をとっています。これがカバードコールです。
イメージは「果樹園の来年の豊作分を先に売って、今月の現金にする」ようなもの。毎月の収入は安定しやすくなる代わりに、株価が急上昇する局面では利益が限定されるという特徴があります。
構成銘柄は意外と手堅い
中身はマイクロソフトやアマゾンなど、ボラティリティ(値動きの荒さ)を抑えた米国大型株が中心です。ハイリスクな銘柄で高利回りを出しているわけではない点は安心材料です。

分配金の実績:毎月いくらもらえる?
JEPIは毎月分配で、分配利回りはおおむね7%前後で推移しています(市場環境により変動します)。オプションプレミアムが原資になるため、相場が荒れた月ほど分配金が増えやすいという、株式配当とは逆の面白い性質があります。

最新の分配金や利回りはETFショッピングのJEPIページでいつでも確認できます。
日本からJEPIに投資する2つの方法
① 楽天・JEPI(楽天証券)
2026年5月に登場した「楽天・米国大型株式・プレミアム・インカム・ファンド(毎月決算型)」。JEPIをそのまま投資対象とする円建てファンドで、実質コストは年0.3%程度、毎月15日に決算があります。日本円のまま、100円から毎月分配のJEPIに投資できるのが最大の魅力です。
② 米国株カバードコール戦略ファンド(SBI証券など)
SBI岡三アセットマネジメントが運用する、同じくJEPIに投資するファンドです。楽天・JEPIより先に登場しており、SBI証券ユーザーならこちらが選択肢になります。
| 楽天・JEPI | 米国株カバードコール戦略ファンド | |
|---|---|---|
| 投資対象 | JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETF(JEPI) | |
| 分配 | 毎月(15日決算) | 毎月決算型あり |
| 実質コスト | 年0.3%程度 | 目論見書で要確認 |
| 主な取扱 | 楽天証券 | SBI証券など |
※2026年7月時点の情報です。購入前に最新の目論見書をご確認ください。
買う前に知っておきたい注意点3つ
1. 上昇相場ではS&P500に負けやすい
カバードコールの宿命として、株価が勢いよく上がる局面では利益の一部を手放す設計です。「毎月の収入」を取る代わりに「大きな値上がり益」をあきらめる商品だと理解しておきましょう。資産を大きく育てる目的ならS&P500系、いま使える収入が目的ならJEPI系、と目的で使い分けるのが正解です。
2. 毎月分配型は新NISAの対象外
ここは要注意です。新NISAでは毎月分配型の投資信託が制度上除外されているため、楽天・JEPIなどの毎月決算型ファンドはNISA口座では買えません。特定口座(課税口座)での購入になり、分配金には約20.315%の税金がかかります。NISA枠はSCHD投信やインデックスファンドに使い、JEPIは特定口座で、という使い分けが現実的です。
3. 分配金は変動する(保証ではない)
JEPIの分配金はオプションプレミアム次第で毎月変わります。「利回り7%が約束されている」わけではないので、生活費のすべてを頼る設計は避け、あくまで収入の一部として組み込むのがおすすめです。
SCHDとJEPI、どっちを選ぶ?
| SCHD | JEPI | |
|---|---|---|
| 分配頻度 | 年4回(投信) | 毎月 |
| 利回りの目安 | 約3%台 | 約7%前後 |
| 強み | 増配の成長性+値上がり | 高い毎月収入 |
| 新NISA | 成長投資枠OK | 毎月分配型は対象外 |
「配当が育つ株」を長く持ちたいならSCHD、「いま毎月の現金収入」がほしいならJEPI。両方を組み合わせて、NISAはSCHD・特定口座はJEPIという形も人気です。SCHDについてはSCHDは日本で買える?楽天・SBI・Tracersを徹底比較で詳しく解説しています。
よくある質問
JEPQとの違いは?
JEPQは「NASDAQ100版のJEPI」です。ハイテク中心で値動きも分配金も大きめ。楽天からは楽天・JEPQ(楽天・米国成長株式・プレミアム・インカム・ファンド)も出ています。安定重視ならJEPI、成長株の勢いも取りたいならJEPQです。
長期保有に向いていますか?
「資産を増やす」目的の長期投資には、値上がり益を狙えるインデックス投資のほうが向いています。JEPIは「増やす」より「受け取る」ためのETFと考えると位置づけがはっきりします。
毎月分配ETFはほかにもありますか?
米国には毎月分配のETFが多数あります。人気の理由と注意点を月次配当ETFの真実にまとめているので、あわせてどうぞ。
まとめ
JEPIは日本で直接買えませんが、楽天・JEPIや米国株カバードコール戦略ファンドを通じて、日本円で毎月分配を受け取る投資が可能になりました。上昇相場での伸びを一部あきらめる設計と、毎月分配型がNISA対象外という2点だけ理解したうえで、「毎月の収入づくり」の道具として活用してみてください。
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