日本で買える新テーマETFが続々上場【2026年8月】宇宙・総合商社・超長期国債まで
この数日、東京証券取引所に新しいETFが続々と上場しています。宇宙テックから総合商社、さらには超長期の国債まで、テーマは実にさまざま。「こんなETFも買えるようになったの?」と驚くラインナップです。
この記事では、2026年7月末〜8月上旬に上場したばかりの新ETFをまとめて紹介し、なぜ今こんなに新商品が出てくるのか、そして新ETFに飛びつく前に知っておきたいことまで整理します。

この数日で上場した新ETF一覧
まずは、2026年7月30日〜8月3日に新規上場したETFを一覧で見てみましょう。
| コード | 名称 | 上場日 | 投資対象 |
|---|---|---|---|
| 609A | グローバルX 総合商社&資源ビジネス-日本株式 | 7/30 | 日本の総合商社・資源関連 |
| 610A | グローバルX 宇宙テック・トップ10(除く日本) | 7/30 | 世界の宇宙テック関連株 |
| 611A | One ETF 日本国債 27-30年 | 7/31 | 残存27〜30年の日本国債 |
| 612A | One ETF 日本国債先物逆連動指数 | 7/31 | 日本国債先物の逆(インバース) |
| 613A | iFreeETF ドイツ0-3カ月短期国債 | 8/3 | ドイツの超短期国債 |
わずか数日で、テーマ株・超長期国債・インバース・外国短期国債と、性格のまったく違うETFが並びました。運用会社の詳細は東証マネ部!の新規上場ETF情報で確認できます。

宇宙テック・総合商社という「新しいテーマ」
とくに個人投資家の目を引くのが、テーマ型のETFです。
グローバルX 宇宙テック(610A)は、人工衛星やロケット、宇宙インフラなど、これから伸びると期待される宇宙関連企業をまとめて買えるETFです。1銘柄ずつ選ぶのが難しいテーマを、1本でまとめて投資できるのがテーマ型ETFの魅力です。
グローバルX 総合商社(609A)は、三菱商事や三井物産といった日本の総合商社・資源関連にまとめて投資できるETF。高配当や資源高の恩恵で注目される分野を、シンプルに押さえられます。
金利のある時代の「債券ETF」も新登場
もう一つの流れが、債券・国債系のETFです。日銀の利上げで「金利のある世界」に戻ったことで、国債への関心が高まっています。
| ETF | 特徴 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 日本国債 27-30年(611A) | 超長期の国債。金利の動きに大きく反応 | 金利低下を見込む・長期の値動きを狙う |
| 国債先物 逆連動(612A) | 国債が下がると上がるインバース型 | 金利上昇局面のヘッジ(上級者向け) |
| ドイツ0-3カ月国債(613A) | ユーロ建ての超短期国債。値動き小 | ユーロの待機資金置き場 |
超長期国債やインバースは値動きが大きく、初心者にはやや上級者向けです。一方でドイツ短期国債ETFは、ユーロ版の「待機資金の置き場」として使える穏やかな商品です。
なぜ今、新ETFが続々出てくるのか
背景には、ETF人気そのものの高まりがあります。新NISAをきっかけに投資を始める人が増え、運用会社は「もっと多様な選択肢を」と新商品を次々に投入しています。
たとえばグローバルXの藤岡社長は、年12〜13本のETF上場を目指すと語り、宇宙やインフラを有望分野に挙げています。新規上場の全体像は日本取引所グループの銘柄一覧でも確認できます。選択肢が増えること自体は、投資家にとって歓迎すべきことです。
新ETFに飛びつく前に
ただし、新しいETFには注意点もあります。3つ押さえておきましょう。
① 上場直後は純資産・出来高が小さい。
買いたいときに売り手が少なく、思った価格で売買しにくい(流動性が低い)ことがあります。
② テーマ型は値動きが偏りやすい。
宇宙や商社など一つのテーマに集中する分、上げも下げも大きくなりがちです。分散のコア(オルカン・S&P500など)とは役割が違います。
③ インバース・レバレッジは長期保有に向かない。
612Aのようなインバース型は、短期のヘッジ用。値動きの仕組み(負の複利など)を理解してから使いましょう。
まとめ
2026年7月末〜8月は、宇宙・総合商社・超長期国債・インバース・外国短期国債と、実に多彩なETFが日本に上場しました。新NISAで広がったETF人気を背景に、選択肢はこれからも増えていきそうです。
新しいテーマにワクワクするのは自然なことですが、「話題だから」ではなく、自分の投資方針のどこに置くかを考えてから。まずはコアをしっかり持ち、テーマ型は"スパイス"として少しだけ、が基本です。
※ 本文の数値や市況は2026年8月時点の情報です。投資判断はご自身の責任でお願いします。本記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
